こんにちは。公認心理師のSです。
今回は、「心のクセ」についてすこしお話ししたいと思います。
「どうせ私なんて」 「きっと嫌われた」 「失敗したら終わり」
そんな考えが、気づくと頭の中で自動再生されてしまうことはありませんか?
私たちは現実そのものではなく、現実をどう“解釈”したかによって気分が大きく揺れ動きます。
同じ出来事でも、人によって受け取り方が違うのはそのためです。
この“受け取り方のパターン”が、いわゆる心のクセです。
それは欠点ではなく、これまでの人生で身につけた心の使い方の習慣に近いものです。
習慣である以上、責める対象ではなく、見直して更新する対象。仕組みを知れば、無理なく、やさしく手放していくことができます。
よくある心のクセ
・白黒思考:うまくいかなかった=全部ダメ/完璧か失敗かの二択 ・過度な一般化:一度の失敗で「いつも私は…」「どうせまた…」 ・心の読みすぎ:相手の沈黙=嫌われた/評価が下がった ・べき思考:ちゃんとしていなければならない/休むのは甘え ・自己関連づけ:相手の不機嫌=自分のせい これらは“悪い考え”ではなく、脳の省エネ機能の産物です。
問題は、今の現実に合わないまま自動運転になっていることです。
クセは変えられる?答えは「少しずつ、確実に」
心のクセはいきなり消せません。大切なのは、別ルートを“並行して”育てること。
今回は今日からできる3ステップを紹介します。
ステップ1:名前をつける(分離する)
浮かんだ考えに「これは白黒思考かも」「心の読みすぎかも」とラベルを貼ります。自分=考えを切り離す第一歩です。
考えは“事実”ではなく“解釈”。距離が取れると、感情の揺れも一段落ち着きます。 ステップ2:反証を集める(現実に当てる) 「本当にいつもダメ?」と、例外を3つ探します。
小さな例外でOK。
脳は証拠に弱いので、別の見方が入り込みやすくなります。友人の視点を借りるのも効果的です。 ステップ3:やさしい言い換え(温度を下げる) 厳しい独り言を、現実的で温度の低い言葉に変えます。
例)
×「失敗した私は価値がない」
○「今回はうまくいかなかった。改善点は一つ見えた」
心のクセは、これまでのあなたを守るために働いてきた大切な仕組みです。
だから敵にする必要はありません。これまで役目を果たしてくれたことに感謝しつつ、今のあなたに合う新しいルートを少しずつ増やしていきましょう。
今日の一歩は小さくて大丈夫。立ち止まる日があってもOKです。その積み重ねが、心の自由度と選択肢を少しずつ広げてくれます。
鎌倉ITクリエイター・ファクトリーでは、公認心理師によるカウンセリングも定期的に受けることができます。気になる方はぜひ一度見学にお越しください。
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